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利用者のコラム

男性 / 40代 / 清掃業務 / 知的障がい


自分の障がいを自覚する

私には知的障がいがあります。
しかし、それを知ったのは比較的最近の事でした。

30代の頃、勤めていた会社でちょっとしたトラブルがありました。その際病院に行ったところ、適応障がいとの診断、そして知的障がいがある事がわかりました。
それまで自覚は全くありませんでした。日常生活に支障があったわけでもなく、一般の仕事をフルタイムでこなしていた事もあったからです。

しかし、周りの人より動作が遅く、他人と合わせるのが苦手でした。
母親からも子供の頃から人より動作が遅れていたと後に聞きました。

学校の勉強は大変でしたが周りについていくため無理やり頑張っていました。
体育、特に跳び箱が苦手で、周りの子が5、6段の跳び箱をを跳ぶ中、自分だけ1段しか跳べない、なんてこともありました

そんな中でも音楽は得意でした。歌も上手かったので成績は5を取っていました。
今でも音楽は好きです。色々なアーティストの曲をよく聴いていますし、時々カラオケにも行きます。

大切な教え

清掃

今は清掃の業務に携わっています。元々内職の仕事をしていたのですが、仕事を通じてのチームワークやコミュニケーション (それとダイエット)を今一度学びたかったので、清掃の仕事を紹介してもらいました。

清掃の仕事は大変ですが、そこから学ぶことはたくさんあります。

少しでも不備があると清掃担当のスタッフさんに指摘されます。
ある時、なぜそんなに細かいのですかと尋ねたところ、
「ただ作業を終わらせるのが仕事ではなく、綺麗にしてお客さんに喜んでもらうのが仕事」と教えて頂きました。

メンバーの年齢も幅広いので、良い刺激になります。
苦手だった他人と行動を合わせるのも今は大丈夫になりました。

仕事は楽しいし、やりがいもあります。これからももっと仕事を通じて学んで行きたいと思います。

今は事業所の名前のとおり、毎日がHappyです。

Happy

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